★クラシックCDを楽天市場で見る★ 音楽評論家の許光俊さんのHMVサイトでの連載コラム・許光俊の言いたい放題の第232回(2014年6月16日掲載)で、ついに、佐村河内問題を釈明?http://www.hmv.co.jp/news/article/1406160028/(記事タイトル・マゼールが天上の人になった)
記事タイトルは佐村河内問題とはまるで無関係に見えますが、記事の多くの部分を佐村河内問題の話題に割いています。

このコラムもこの問題が起こってから中断していて、まさかこの問題を受けて連載終了か?とさえ思いました。そうではなかったことはわかりました。一応、この問題で休んでいたのではなく、「久しくこのコラムの執筆が途絶えてしまったのも、春はずっとヨーロッパにいて、文字通り満腹感がするまで音楽を聴いていたから」としています。

許光俊さんは佐村河内守氏を好意的に評論していた人のひとりとして騒動後、そうしたことに対する批判が起こっていました(いろいろな意味で見抜けなかったのか?など)。

許光俊の言いたい放題 第128回にも佐村河内守氏を好意的に評論(とういか絶賛)する文章を載せていて、今読むと、面白いというか皮肉というかの内容満載です…。http://www.hmv.co.jp/news/article/711060001
これを消さずに公開しているHMVも許光俊さんも潔いというか…。

第232回の釈明?のほうでは、要は、見抜けなかったし、だいいちはじめから疑うものでもないでしょう、「善意がある人ほど騙されたのだ。残念ながら、それが人間であり社会というものである。私も騙された。気の毒だと思って親切にしたら騙された。」ということだそうです。許光俊さんは善意があるから騙されてしまった、という釈明のようです…。

「目の前に渇いている人がいたら、それが本当か確認する先に、いっぱいの水を差しだしたほうがいい。」という文章はたしかにいい内容ですが、現実には、渇いているふりをして、いっぱいどころか大量の水を狙っている人もいる、ということも考えなければならない、ということでしょうか。

それにしてもこの記事の題名!「マゼールが天上の人になった」にはびっくり!マゼールの現状を考えると、ドキッとするではありませんか!こんな確信犯の題名をつけたうえに内容は佐村河内問題の釈明なのですから、許光俊さんは全然めげてないようです。