このころのラックスマンは純A級パワーアンプをいくつも出していました。M-05やM-07といった機種です。それぞれ出力規模が違いますが、基本的には最大出力まで一定のバイアス電流を供給する、ラックスマンが言うところの真正のピュアA級方式を採用したものです。いわゆる純A級方式です。
本機はM-05のあとに、M-07と同時に発売された、M-07の弟機です。位置づけ的にはM-05の後継機。A級:105W+105W(8Ω)から、55W+55W(8Ω)へと出力は変化しています。モノラル接続時には220Wのモノラルアンプとしても使用できるようになっています。
前モデルM-05の針メーターをデジタル表示のワットメーターとし、モダンで重厚 なシャンパンゴールドのフロントパネルを装備するなど、外観デザインの洗練が印象的。。電源回路にもトロイダルトランスと大容量のブロックコンデンサーを採用し、ラックスマン独自の高効率のヒートパイプを使用した放熱部も特徴。
バランス入力にも対応。反転アンプを介さないダイレクトバランス入力にも対応。アンバランス入力は12ポイントアッテネーターで入力レベル調整可能。
純A級ながら必要十分な出力を持ち、スペック的には広帯域でSN比も十分なので、ハイレゾ音源にも対応できそうですが、どうでしょうか。あとは当時のラックストーンを受け入れられるかどうかもありそうです。
ヤフオクでは動作品も難あり品も7万円程度で取引されているようです。
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