オーディオとクラシックのまとめ

オーディオ全般と、クラシック音楽についてのまとめ。製品、音源情報、ニュースがわかるサイトを目指します。ハイレゾなどのトレンドも。


新製品

Acoustic Research AR-M200  2017年05月06日

xDuoo X10  2017年04月07日

NiNTAUS X10  2017年02月13日

上海問屋 DN-914018  2016年09月19日

ESOTERIC F-07  2016年07月24日

Amulech AL-502H  2016年07月04日

DUNU DN-2002  2016年05月02日

Westone AM PRO 20  2016年04月30日

Deff Sound DDA-AMP1  2016年04月10日

上海問屋 DN-13552  2016年02月12日

PHILIPS SHB9850NC  2016年02月04日

LUXMAN MQ-300  2015年09月29日

S.M.S.L Q5  2015年07月02日

上海問屋 DN-12877  2015年06月25日

TEAC UD-503  2015年05月30日

Acoustic Research AR-M200

春のヘッドフォン祭り2017において、数々の注目すべき新機種が発表されました。

たとえば、Acoustic Research(AR)の新DAP・AR-M200。

驚きました。バランスヘッドホン対応に4.4mm 5極のバランス出力(日本ディックスのPentaconn)を付けてきたからです。

4.4mmバランス端子と言えば、ソニーが主導して業界標準化を狙っていますが、本機の発表までは据え置き、ポータブル機ともにソニーしか採用していませんでした。他は2.5mmか、3.5mmばかり。このままこれまでにも何度もあったようにソニーの独自規格?で終わるかに見えました。そこに本機です。

しかも本機だけではありません。春のヘッドフォン祭り2017ではあのゼンハイザーも据え置きヘッドホンアンプの新機種・HDV 820を発表し、4.4mmバランス端子を付けてきたのです。

本機に話を戻すと、ヘッドホンアンプはクラスA、DACは旭化成エレクトロニクスの「AK4490EQ」を採用。FLAC/Apple Lossless/WAV/AIFF/DSD 11.2MHzの再生に対応。Bluetoothの送受信機能も備え、コーデックとしてaptX HDをサポートといった充実内容でありながらコンパクトでしかも、価格は何と4万円台を目指すというハイコスパぶり。

期待できるDAPが新たに登場したと言っていいでしょう。


xDuoo X10

NiNTAUS X10はアマゾンで発売されている格安のハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー(DAP)です。

ハイレゾはPCM系で24/192まで、そしてDSDも2.8MHzだけながら対応します。イヤホン端子はもちろん3.5mmミニプラグでアンバランスのみ。300Ωまでのハイインピーダンスヘッドホンにも対応します。

2.0インチTFT 300 * 240のカラー画面。日本語もちゃんと表示されるようです。


内蔵メモリーはなく、128GBまでのMicroSDカードで対応します。

音量は電子式で100ステップ。DACチップの記載はありませんし、オペアンプの銘柄云々もないようです。バッテリー容量は1500mAh。65時間再生可能とありますが、MP3ででしょうか。

ハイレゾDAPが多数あるなか、ここまでを見ると大したことはないかもしれません。

ただ、これで7000円程度の価格となれば、やはり驚きです。

ハイレゾ入門機、とくにDSDも再生できる低価格機を探している人には試す価値があるのではないでしょうか。



上海問屋 DN-914018

ドスパラは上海問屋ブランドのカナル型イヤホン・DN-914018を1,999円(税込)で販売開始しました。

5Hz~40kHzとハイレゾ対応条件を満たす周波数帯域再生に対応しながらの価格であるのが最大の売り。

7mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。再生周波数帯域は5Hz~40kHzで、最大入力が5mW、感度は96dB/1mW、インピーダンスが16Ω。

ケーブル長は約1.2mで、端子部は3.5mm 3極を採用。S/M/Lサイズのイヤーピースなどが付属します。

国内で普通に販売されているイヤホンとして最安価のハイレゾ対応イヤホンであろうと思われます。上海問屋はこうした低価格品を得意にしているので、そう驚くことでもないでしょう。むしろ、やっと出た、というくらい。

ちなみに、ヘッドホンでハイレゾ対応相当の40kHzの最安価を上海問屋が狙うのは難しいかもしれません。というのも、ヘッドホンのほうはすでに大メーカーのパイオニアが、SE-M521で実現しています。SE-M521はなんと実売1200円程度!ひとつ上位で低価格帯ヘッドホンの定番機種であるSE-M531でさえ1800円程度です。ソニーでさえ成し遂げていない偉業?です。

ですから、上海問屋がヘッドホンで最安価のハイレゾ対応機を狙うとなると、1000円ぽっきり当たりを狙うしかないわけです。そこまでして最安価の称号を取る必要はなさそうです。肝心の音質が置き去りになりそうです。

本機、DN-914018もそれほど注目されていないようです。なにしろ、低価格ハイレゾイヤホンも、エレコムのEHP-CH1000が3000円で売られています。元は1万円くらいでしたので、音質的にまず問題はありません。



安さでハイレゾ云々で勝負するのは難しそうです。

ESOTERIC F-07


エソテリックは、プリメインアンプ「F-07」を2016年7月20日発売。価格は550,000円(税抜)。

フラグシップモデル「Grandioso」シリーズからアナログ増幅回路をはじめ様々な技術を継承したというプリメインアンプ。エソテリックは本機のほかに「F-03A」と「F-05」という上位機をすでに発売していたので、それら2機種の弟機にもなります。

上位機同様、高い機能性と、まるでアキュフェーズのようなオプションスロット方式の拡張性も特徴。出力は100W+100W(8Ω)。

プリアンプ部は、フルバランス構成のプリアンプを採用。プリアンプからパワーアンプ最終段までの全段でL/R独立のデュアルモノラル構成を採用。パワーアンプについても前段(入力段)をバランス化。

2パラレル・プッシュプル・3段ダーリントン構成を採用。素子には、連続動作15A、瞬間動作30Aという電流供給能力を持つバイポーラトランジスターを採用。ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げる独自のLIDSC回路も採用することで、スピーカー駆動能力さらに高めたとしています。

電源部には633VAの大型カスタムEI電源トランスを採用。ブロックコンデンサーもチャンネルあたり10,000μF×4本のデュアルモノ構成。

ボリュームは、バランス構成とデュアルモノを両立させる独自の「ESOTERIC-QVCS(Quad Volume Control System)」方式を採用。独立させた合計4回路のラダー抵抗切替型ボリュームを、電子制御で一括コントロールする高精度ボリュームです。これもラックスやアキュフェーズの高精度ボリュームに似たものでしょう。精度と音質は期待できます。

L/R独立電源・独立回路のデュアルモノ・フォノイコライザー(MM/MC)、ハイインピーダンス・ヘッドホンの駆動も可能なヘッドホンアンプも内蔵。2バンド(TREBLE/BASS)のトーンコントロールを搭載。プリ、パワー分離使用可能。

アナログ入力端子はXLRを1系統、RCAを5系統搭載。パワーアンプ入力(XLR)、プリ出力(RCA)も備えます。スピーカーターミナル(スクリュー式)は2系統を搭載。

上位機同様、バランス回路へのこだわりと、低インピーダンス化への注力が目につきます。このあたりもアキュフェーズの影響を受けているような。

機能、回路はアキュフェーズの影響を感じさせますが、デザインはそうでもありません。というか、結構な価格のアンプだというのに、あまりデザイン面では凝っていないようにさえ見えます。

何だか間延びしたような雰囲気で垢抜けない印象。しかもどこかで見たような気がします。何に似ているのかと思ったら、デノンのAVアンプの上級機に似ていると指摘している人がいました。言われてみればそんな感じです。

2chのエソテリック専門スレでも、デザインがダサいと早速言われているようです…。内容的には悪くないように受け止められているようですが、価格が高すぎるという人も。

オプションでDAC入力を装備すれば、コストパフォーマンスは向上すると思いますが、そういう意図でこのクラスのアンプを買う人がどれくらいいるかも疑問です。

基本的にエソテリックのSACDプレーヤー/DACのK-07Xとのペアを想定しているのでしょうから、オプションが不要な人のほうが多そうです。K-07Xのユーザーは少なくないでしょうが、本機をアンプに選ぶ人はどれくらいいるのでしょう。

Amulech AL-502H

Amulech_AL-502H
Amulech(アムレック)は、コンパクトなデジタルアンプ「AL-502H」を7月1日より発売しました。価格は29,700円(税込み)。

MAXIM製のD級パワーアンプ「MAX98400A」をBTLモノラルパワーアンプを2個搭載したデュアル構成を採用したD級ステレオアンプ。電源はACアダプター方式。

外形寸法は120×107×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約270gとコンパクトで軽量ながら、出力50W×2ch(4Ω)/25W×2ch(8Ω)の大パワーが魅力。TIの電子ボリューム「PGA2311」を搭載しているため小音量時のギャングエラーがないのもポイントです。

入力端子はステレオライン入力(RCA)×1とシンプル。一方、ヘッドホンアンプにMAXIM「MAX13331」を搭載し、本格的なヘッドホンアンプとして使えるのも特徴です。対応ヘッドホンインピーダンスは16Ω~200Ω。ヘッドホン出力は標準ジャックです。

ラステーム以来、固定ファンがしっかりついているアムレック。AL-9628Dの内容と価格で新しいファンもついているようです。本機も同社の技術力とコストパフォーマンスを感じさせますが、デスクトップPCオーディオ用としてはこんなに出力が必要でしょうか?もう少し出力を下げて価格も下げるなどすればもっとよいように思います。

それよりもAL-9628Dより少し高い程度でDSD128とPCM32/384に対応するくらいのスペックのUSB-DACを出してほしいです。AL-38432DSがありますが、それよりも少し安価にということです。そうでないならUSB-DAC内蔵アンプでもいいです。出たら買いたいと思っているのですが。

DUNU DN-2002



 サウンドアースは、DUNUブランドの新フラグシップイヤホン「DN-2002」を4月25日に発売しました。価格は49,800円(税込)。

ダイナミックドライバーとBA(バランスドアーマチュア)ドライバーを各2基ずつ搭載したハイブリッドタイプのカナル型イヤホン。再生周波数帯域は10Hz~40kHzをサポートするハイレゾ対応機であることも大きな特徴です。

ダイナミックドライバーの口径は10mmで、チタニウム製ダイアフラムを採用。

感度は106±2dB、インピーダンスは10Ω、プラグ形状は3.5mmステレオミニ、ケーブル長は1.2mで、質量は24g。

ケーブルは着脱式で、リケーブルにも対応。

いまや複数ドライバーをふんだんに使用したハイブリッドイヤホンは当たり前。以前はハイブリッドイヤホンの価格破壊で有名だったDUNUも、よりコストパフォーマンスを訴求するメーカーの登場で、価格面での存在感は薄れています。また、本機の価格を見てもわかるように、もはや安価なことを売りにする印象でもありません。

また、ハイブリッドタイプイヤホンも、ハイレゾ対応も当たり前。さらにリケーブルも、という現代の要請も満たしています。

本機はハイブリッド型としては珍しいダイナミックドライバーとBAドライバーを各2基ずつ搭載する変則的な構成であることは、他との差別化ポイントになるでしょうか。

新フラグシップイヤホンと銘打っている本機ですが、今後のDUNUは、1ダイナミック+3 BAドライバーの「DK-3001」1ダイナック+4 BAドライバーの「DK-4001」が控えており、おそらくより高額なモデルになります。

DUNUももはや中堅メーカーとして確立されたと言っていいようです。

Westone AM PRO 20

westone_AMPRO20
Westoneは「春のヘッドフォン祭り2016」において、ユニバーサルイヤホンの新モデル・AM PRO 20などAM PROシリーズ3機種を発売しました。

AM PROシリーズの特徴は、「アンビエント機能」を搭載していることです。

「アンビエント機能」は、ミュージシャンがステージモニターなどでイヤホン(インイヤーモニター)を使用する場合に重宝される機能です。

密閉型のインイヤーモニターでミュージシャンがモニターすると、自分の声や楽器の音をモニターを通して聴くことになるので耳が詰まったように感じ、違和感を感じやすくなります。

そこで、ハウジングに穴をあけて、使用する際に外の音が聞こえるようにし、その違和感を和らげる機能のことです。

「アンビエント機能」を搭載するAM PROシリーズは、ミュージシャンのステージモニターなどのプロ用途に向けた製品となっています。

それでも、一般ユーザーの音楽鑑賞用にも向いているのではないでしょうか。一般的なIEMは密閉度が高い分、音に集中できますが、クラシック音楽でのホール録音の場合、空間性が狭く感じられることがあります。

そのようなIEMの欠点を「アンビエント機能」が緩和してくれるのではないかともヘッドホンにおける密閉型と開放型の違いのようなものです。

その反面、IEMのメリットである遮音性の高さと外部への音漏れの少なさも犠牲にはなります。外での騒々しいところでの使用には向かないかもしれません。

屋内でもIEMを使用する、クラシックでの空間性を重視したい人には注目ではないでしょうか。

AM PROシリーズは、すべてBA型ドライバーを使用。機種によりドライバー数が異なっており、AM PRO 30は3基、AM PRO 20は2基、AM PRO 10は1基となっています。

本体はリケーブルに対応しており、プラグ部はMMCXコネクターを採用。

価格と発売日はまだ未定ですが、近日発表の見込みです。

似たようなイヤホンが多いなか、AM PROシリーズは一味違う切り口でアピールできそうです。

Deff Sound DDA-AMP1


オンキヨーは、Deff Soundブランドのコンパクトなプリメインアンプ「DDA-AMP1」を3月下旬より発売しています。

オープン価格で実売6万円程度。

最大出力35W×2ch(4Ω)、定格出力25W×2ch(同)のD級アンプ。パワーアンプにはTI製「TPA3116D2」を搭載。幅110mmという小型筐体も特徴。筐体はアルミブロックからの削り出しで厚さは3.5mm。質感のよさを演出しています。

入力はアナログ2系統(RCA×1/ステレオミニ×1)と、最近のアンプにしては割り切っています。ポータブルプレーヤーやスマホなどを充電しながら再生できるUSB端子を背面に装備しますがUSBでの音声入力はできません。

電解コンデンサ-とフィルムコンデンサ-は、電源部を中心にニチコン製、ボリュームにはアルプス電気製を採用するなど部品の品質にはこだわっています。

ヒートシンクがフロントパネル上部に露出しているのをデザイン的な特徴にするなど、デザイン性と機能性を両立したスタイリッシュさも持ち合わせます。

周波数特性は5Hz~45kHz、SN比は100dB、適応インピーダンスは4~8Ω。外形寸法は110×108×72mm(幅×奥行き×高さ)、専用ACアダプタを含む重量は約1kg。

豊富な入出力とか、ハイレゾ対応などと書いているニュースサイトも見られます。まるでUSB入力できるハイレゾ対応アンプのように思えますが、上記のようにシンプルです。ハイレゾ対応というのは、周波数特性の意味でしょう。給電用のUSB端子があるのはかえってまぎらわしいです。

2016年iFデザイン賞も受賞しているデザインのよさは売りですが、このメーカーを知っていてアンプを買うようなユーザーにはあまり関係ないような…。

iFデザイン賞はたしかに、デザインの世界では大きな賞ですので、デザイン家電を重視するユーザーが買ってくれるでしょうか?

オーディオ機器として、最近の業界の印象では、この内容でこの価格は正直、高いと思いますが…。自社だけでなく、TEACやらパイオニアの販売の面倒も見なければならないオンキヨーが売るというのも何だかよくわかりません。Deff Soundじたいは他にいい製品もあるので、抱き合わせで仕方ない?

上海問屋あたりで数分の一の価格の似た製品が出そうな感じもします。

上海問屋 DN-13552


ドスパラは上海問屋ブランドで、最大384kHz/32bitまでのPCMと、5.6MHzまでのDSDに対応するポータブルヘッドホンアンプ/DAC/DDCのDN-13552を、直販サイト価格19,999円(税込)で発売しました。

DACにはシーラスロジック「CS4392」を採用。オーディオコントローラーはBRAVO SA9227を装備。これにより、最大384kHz/32bitまでのPCMと、5.6MHzまでのDSDにネイティブ再生対応。DSDファイルの伝送はDoP方式。アシンクロナスモードとASIOドライバーにも対応。

出力端子は、ヘッドホン用の3.5mmステレオミニのほか、丸型光デジタル端子と3.5mmラインアウトの共用端子を装備。これにより、USB-DACやUSB-DDCとしても使用できます。

ヘッドホンの対応インピーダンスは16~300Ωで、最大出力は210mW(16Ω)、190mW(32Ω)。ボリュームはアナログ方式。

ドライバー「BRAVO-HD Audio CPL」と再生ソフト「jriver media center 20」を付属。

接続対応機器は、PCとAndroid端末。PCはWindows Vista以降、Android端末はAndroid 4.4以降に対応。

2200mA/hのリチウム・ポリマー・バッテリーを内蔵。2時間の充電で、ヘッドホン使用時は24時間、USB-DACとしては4時間の使用が可能となっています。

本体サイズは約111W×60H×15Dmmで、質量は約158g。

さて、いつものとおり、中国系メーカー製品を上海問屋の型番をつけて売っていますので、元のメーカーや型番があります。SYBASONICのUDHA-1というのが本来のメーカーと型番です。

本国のサイトを見ると、Apple・iOS端末ともカメラコネクションキット経由で接続可能となっています(保証はできません)。

SYBASONIC製品はこれまでにも上海問屋の製品に採用され、DSD対応ながら国内販売価格が最低クラスの製品をいくつか出しています。

:上海問屋:USB-DAC
本機もポータブル対応でDSD5.6MH対応の国内販売向け機種としてはおそらく最低ランクの価格と思われます。

SYBASONIC製品の評判はこれまでも上々ですので、ハイスペック音源をできるだけ安価に、しかもポータブル環境対応で楽しみたい人にはおすすめできそうな機種です。

PHILIPS SHB9850NC

PHILIPSのBluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホン「SHB9850NC」が2月初旬に発売されます。オープン価格で、23000円程度の実売予想。

4つのマイクを活用するActiveShield Proノイズキャンセリング機能により、最大99%の騒音低減が可能なのが大きな特徴と謳っています。

Bluetoothのバージョンは4.0。aptXおよびAACに対応。NFCにも対応。対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP。

ドライバーはネオジウムマグネット採用のφ40mmドライバー。再生周波数帯域は8~23,500Hz、出力音圧レベルは109dB、インピーダンスは16Ωとなっています。

バッテリーはリチウムポリマー電池で、容量530mAh。Bluetoothとノイズキャンセリング機能両方をONにして、最大16時間の音楽再生が可能となっています。

バッテリーが切れた際も付属のケーブルで通常ヘッドホンとしても使用することができるのもポイント。

本体質量は230g(コード含まず)。付属品として充電用マイクロUSBケーブル(1.0m)、3.5mmオーディオケーブル(1.2m)、航空機用アダプターも用意されています。

いまやノイズキャンセリングヘッドホンもBluetooth対応も当たり前のようです。しかもこれだけ機能があって、価格は23000円程度と、本格的なヘッドホン愛好家から見ると、ヘッドホン自体の基本的な品位は大丈夫なのか気になるほどに抑えられています。もっとも、一般ユーザーからしたらこれでもかなり高価なのでしょうが。

通常ヘッドホンとしてみると、周波数特性はいわゆるハイレゾには対応していません。基本的にNCやBluetooth使用前提で、通常ヘッドホン機能はおまけということから、この程度の内容に、ということでしょうか。

フィリップスというと、往年のオーディオ愛好家からすると、CDのフォーマットホルダーにして、LHHシリーズのCDプレーヤーの名機とDAC7というイメージがなかなか抜けないのですが、最近の人にとっては、安価でコストパフォーマンスに優れたイヤホンメーカーというイメージのようで、そのとらえ方の違いで、本機に対するイメージも違ってくるでしょう。

本機を往年のフィリップスCDプレーヤーで聴いてみるとどんな音がするのでしょうか。

LUXMAN MQ-300

ラックスマンは、真空管式ステレオパワーアンプ「MQ-300」を10月下旬より発売。価格は1,600,000円(税抜)。

直熱三極管TA-300Bを搭載した真空管式ステレオパワーアンプ。出力管には信頼性の高い高槻電器工業製のTA-300Bを採用。

無帰還のシングル構成で出力は8W+8W(4、8、16Ω)。回路は、6SN7GTB真空管によるパラレル接続2段増幅による電圧増幅ブロックと、同社オリジナルのオイルコンデンサーにより結合されたTA-300Bシングルのパワーブロックという構成。バイアス回路は、温度や電圧変動による特性変化の少ない自己バイアス方式を採用。

1984年に発売された真空管モノラルパワーアンプ「MB-300」の外観デザインをモチーフにしたというデザインも特徴。トランスケースや銘板、ピアノ塗装仕上げのウォールナット木枠などをあしらうなど、見ても美しい真空管アンプになっています。

見た目はノスタルジックですが、電源ケーブルは、着脱式で、ノンツイスト構造の3.5mm2高純度OFC線と金メッキ仕上げのプラグを採用した同社「JPA-15000」が付属するなど、現代的な装備になっています。

外形寸法は460W×237H×340Dmm、質量は29.0g。

引用元: ・Luxman総合スレッド 38台目

http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1439641436/続きを読む

S.M.S.L Q5

(株)ファストは、中国のオーディオメーカーS.M.S.L (Shuang Mu San Lin)(深圳市双木三林电子有限公司)社製のハイレゾ対応USB-DAC内蔵プリメインアンプ「Q5」を7月3日より発売。価格は16,800円前後。

「Q5」は、アナログ入力の他に光デジタル、同軸デジタル、PCと接続するUSB端子の合計4系統の入力端子を装備した小型プリメインアンプ。デジタルアンプICはSTMicroelectronicsのSTA350BW。

光デジタル及び同軸デジタル入力は44.1~192kHz/24bitの再生対応、 USB接続は96kHz/24bitの再生に対応。いわゆるハイレゾ対応です。

スピーカー対応インピーダンス幅は4Ω~8Ωで、最大出力は8Ω時で50W+50W、4Ω時で35W+35W。

出力はスピーカー端子1系統で、スクリュー式スピーカー端子(バナナプラグ対応)を採用。リモコン装備。LED付きで、アンプの状態が一目でわかります。

スペック、機能はもちろん、リモコン、LED表示つき、外観の品位感で、国内で購入&サポート環境が整った上でこの価格(これまでも1万円くらいで買えたようですが)。魅力的だと思います。

●接続端子:アナログ入力×1、光デジタル入力×1、同軸デジタル入力×1、USB入力×1、スピーカー出力×1 ●インピーダンス:4~8Ω ●ダイナミックレンジ:102dB ●周波数特性:20Hz~20kHz ●S/N比:81dB
●最大出力:50W+50W(8Ω)、35W+35W(4Ω)
●外形寸法:137W×33H×103Dmm ●質量:約400g(ケーブル類含まず)
:S.M.S.L

上海問屋 DN-12877

ドスパラは、上海問屋ブランドで安価なカナル型イヤホン「DN-12877」を直販サイトなどで販売開始しました。価格は1,299円(税込)。

例によって?安価ながらも、IPX8対応という高い防水性能を備えた耳かけタイプのカナル型イヤホン。

汗や雨に強いため、ジョギングなどのスポーツにも適しているとのこと。また、耳かけ部分の芯材は曲げたり伸ばしたりと、好みの形に変えることが可能でしっかりフィットするため、外れにくくなっていることもアウトドアでの運動向き。

ドライバーサイズはダイナミック型のφ9mm。インピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。質量は約15g。カラーはブラックと一部シルバーが入ったシルバーの2色。交換用イヤーチップが付属。

一般に需要は多そうな、なかなか良い製品だと思いますが、そういう一般ユーザーが上海問屋でこれを見つけて買うのかどうか…。さりとて、大手メーカーで同等品を出すと倍以上の価格になりそう…。

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TEAC UD-503

TEAC_UD-503
ティアックは、DSD対応USB-DAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプ「UD-503」を2015年・夏に発売します。「春のヘッドフォン祭2015」で開かれた発表会にて先行披露されました。価格は現時点で未定ですが、10万円台になる見込みとのことです。

既発売のUSB-DAC「UD-501」をベースに各部を改良した上位モデルという位置づけ。UD-501は今後も併売されます。UD-501との違いを明確にするために、まずはUD-501についても詳しく見てみましょう。

UD-501はDSD 5.6MHzまでの再生に対応。DSDネイティブ再生に加え、最高384kHzのPCM音声にも対応。デジタル入力はUSB 2.0入力×1、同軸デジタル×2、光デジタル入力×2と豊富。ライン出力はRCAまたはXLR。ヘッドホン端子も前面に装備。同軸デジタル入力は192kHz/24ビットまで、光デジタル入力は96kHz/24ビットまでの対応。

DACにはバーブラウンのPCM1795を左右各チャンネルに1基ずつ配置。PCMの再生時には信号を192kHzにアップコンバート。PCMの再生時にはSHARP/SLOW/OFFの3段階でデジタルフィルター可変可能。またDSDファイル再生時にはカットオフ周波数を4段階(FIR1~FIR4)で変更できました。

内部は、DACやアナログ部のオペアンプを含むすべてのアナログオーディオ回路について、モノラル回路を2系統搭載するデュアルモノラル構成。オペアンプもMUSES8920を左右各チャンネルに2基ずつ配置。電源部もトロイダルコアトランスを2基搭載したデュアルモノ構成。

では、UD-503についてです。

DSD 11.2MHz ネイティブ再生や384kHz/32bit PCM音源再生に対応。バランスヘッドフォン向けの出力も新たに装備するなど性能、機能は高まっています。

デジタル入力はUSB 2.0入力×1、同軸/光デジタル入力はフロントとリアに1基ずつ。フロントに同軸/光デジタル入力。UD-501で豊富だったデジタル入力端子が少し整理されましたが、光/同軸デジタル入力は192kHz/24bitまでの対応と性能向上。さらにアナログRCA入力も装備。ライン出力はRCAとXLR。プリアウトも可能。アナログ入力にも使えるプリアンプ機能が新たに装備されました。

DACはティアック製品で初めて旭化成エレクトロニクス(AKM)製の「AK4490」を2基搭載。新機能として、PCM音源のDSDアップコンバート機能も搭載。Fluencyアルゴリズムを用いた独自設計のFPGA(field-programmable gate array)によって実現。最大12.2MHz DSDへのアップコンバートが可能。PCMは384kHzまでアップコンバートすることもできます。PCMには4種類、DSDには2種類のデジタルフィルターを備え、音の違いも楽しめます。

クロックは44.1kHz系と48kHz系の2つを内蔵。10MHzの外部クロック入力にも対応。クロック入力も新機能。

ヘッドホンアンプも搭載。、ディスクリート構成のヘッドホンアンプとなっていて、φ6.3mmヘッドホン端子2基も前面に装備し、新たにバランス駆動型ヘッドホンにも対応。TRSジャックx2で対応の形。アンバランスヘッドホンを接続して、片方のチャンネルを2基のアンプでドライブする「パラレル・アンバランス駆動」も可能。アクティブグラウンド出力も可能な、広いA級動作領域を持つ、AB級ディスクリートヘッドホンアンプを搭載していることもあり、アンバランスヘッドホンでも十分なクオリティーを持つヘッドホンアンプ部のようです。

すべてのアナログオーディオ回路について、電源も、トロイダルコア電源トランスを左右に1基ずつ独立させて搭載するなど電源部からDAC部、アナログ出力部までを左右セパレートしたデュアルモノラル構成を採用。UD-501からの改良として、デジタル部とアナログ部の間は電源もグラウンドも完全に切り離された回路設計に。USB経由でPCから流入するノイズなどがアナログ部に侵入することを防ぐことができます。

また、アナログ部の設計を見直し、デュアルモノラル構成を引き継ぎつつ、独自の電源伝送強化型バッファー出力回路「TEAC-HCLD(High Current Line Driver)回路」を搭載。電流伝送能力の高いバッファー回路を片チャンネルあたり2回路搭載。バランス出力の場合はディファレンシャル駆動、アンバランス出力の場合はパラレル駆動。瞬間的な電源供給能力を高め、音楽再生能力をアップさせたとしています。オペアンプは新日本無線製「MUSE8820」とTI製「NE5532A」を左右に各1基ずつ搭載する構成。ボリュームは電子ボリュームを新採用。差動回路構成による高精度ボリューム「TEAC-QVCS」により、0.5dBステップごとに全256段階の調整が可能。リモコンも用意。

これだけの内容、機能を持ちながら、外形寸法も290W×81.5H×248.7Dmm(UD-501は290W×81.2H×244Dmm)とほぼ変わらないコンパクトさも魅力。重厚長大な機器が好きな人には物足りないでしょうが。最近のPCオーディオ機器はコンパクトで高性能、高音質が当たり前ですので、違和感のない人は増えていると思います。

エソテリックブランドの製品に使われているインシュレータの技術を踏襲しているという3点支持で、受け皿も一体化したピンポイントフットを新採用。

今後はシリーズで、パワーアンプや10MHzクロックなどのラインナップ拡充も検討しているということで、ますます楽しみです。このクラスのユーザーがクロックを使うのかというのは少し気になりますが。

いずれにしてもUD-501からの進化は相当なもので、10万円台のUSB-DAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプの決定版になりそうな勢いを感じます。これもエソテリックブランドのノウハウがあるからこそできる内容が多いように思えます。エソテリックブランドの高額なフルサイズな製品のユーザーとぶつからないからこそ?この価格、この大きさでここまでできるのでしょう。それだけ大サービスでてんこ盛りな製品に見えます。またここまでしないと海外メーカーの競合製品に勝てない危機感もあるのかもしれません。

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